AI_ML_DL’s diary

人工知能、機械学習、ディープラーニングの日記

バイオインフォマティクス技術者認定試験

昨日、平成30年度の試験問題を解いてみた。

問1から問20までは、生命科学分野で、10問正解、

問21から問40までは、情報科学分野で、12問正解であった。

このまま勉強を続ければ40問までは、合格ラインに到達できそうである。

後半の、バイオインフォマティクス分野(前半)は、手も足も出なかった。

問41から問60までは、配列解析・構造解析である。インフォマティクスといっても古めかしく、古典的なイメージが強い。資格試験に合格するためだけではなく、この領域にディープラーニングを適用していくために必要な知識を習得するためにもきちんと勉強しておこう。

問61から問80までは、遺伝・進化解析とオーミクス解析(バイオインフォマティクス分野(後半))である。こちらは、勉強をさぼらなければ大丈夫だろう。

難しく感じたことをメモしておこう。

・配列アラインメントの計算

アミノ酸類似性スコア行列:PAM行列、BLOSUM行列

・進化の過程における変化の起こりやすさと計算の容易さ

・ハッシュ表、接尾辞配列、バローズ・ホイーラー変換

ホモロジー検索、FASTA、BLAST(blastn blastp blastx tblastn tblastx)

・低複雑性領域、位置特異的スコア行列

・累進法によるマルチプルアラインメント、逐次改善法、SPスコア

・配列モチーフの表現方法、TATAボックスモチーフ、プロファイルHMM

・ド・ブラングラフによる配列アセンブル

・ドットプロット解析、ゲノムアラインメント、オーソログ解析

・コンタクトマップ、ラマチャンドランマップ

*少し冷静になってみよう。バイオインフォマティクスに関して私が知っていることは、2年位前から勉強し始めた機械学習関係と、40年以上前に学んだ分子生物学の入門的な知識だけである。しかしながら、目の前にある世界は、20年前くらいに始まり、現在、猛烈な勢いで発展しつつあるバイオインフォマティクスの世界である。軽い気持ちで資格試験を受けようと考え、テキスト1冊を購入して、パラパラめくってみていたが、本格的に試験勉強を始めようと思ったのは20日前くらいである。これでいいのか。ちなみに試験は12月1日である。

*最初の20問の生命科学分野に対しては、明らかに知識不足である。20問のうち10問正解したが、17問は不適切な文章を4択で選ぶ問題、3問が穴埋め問題で適切な語句の組み合わせを選ぶ問題である。不適切な記述を選ぶ問題では、4つの文章のうち、明らかに間違っている文章について間違いであることがわかれば、残りの3つの文章が正しいと判断できなくても正解になる。つまり、偶然とちょっとした知識で10問くらいは正解できるのではないだろうか。今後、本格的にこの分野で仕事をしていくには、普通に全問正解しないといけない。心して勉強するとしよう。

バイオインフォマティクス技術者試験の試験内容とテキストについて、古めかしいとか、最近の進歩が全く含まれていないように感じるとか、勝手なことを言ったが、これは、自分で確かめて、もっと確かな表現に変えていかなければいけないと思うので、早速、今日から実行しよう。

 

2019年12月23日追記

*運よく合格できた。

・テキストは、学会公認のバイオインフォマティクス入門の1冊のみ

 これは、非常に良くまとまっており、受験勉強にはなくてはならないものだった。しかし、コンパクトゆえに、初心者には難しすぎる箇所がたくさんある。それでも、繰り返し読むと、少しづつ分かってくる。

 分野が広いので、単行本を買いあさっても、読み切れないのではないだろうか。受験勉強ということに限っては、この1冊のテキストと、ウイキペディアで十分ではないかと思う。あとは、バイオインフォマティクス分子生物学のデータベースにアクセスして、遊んでみることが重用だと思う。

・最終的に、重要・有効だったと思うのは、過去問を、12日間連続で、13時30分から15時30分の間で、時間内に解答して、採点し、翌日の午前中まで、解説を読んで復習したことだと思う。H19年度から始めてH30年度まで、順にこなした。

・受験直後の感想:落ちたと思った。後半、特に最後の20問は、ぼろぼろだった。わからない問題にでくわすと、途端に集中力が下がり、問題文や選択肢の文章が頭を素通りしはじめるのだ。とはいえ、結果的には、最後の20問も、半分の10問を正解できていた。これは、12日間連続の過去問への取り組みの成果だと思う。

                                   以上

 

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