W. J. Moore:Physical Chemistry 3rd Edition, 1962の藤代亮一訳に学ぶ
8章 34. 固体表面における気体反応
Langmuirの等温式は、表面が吸着分子によって次第におおわれ、吸着層が均一な1分子の厚さになったとき飽和するということに基礎をおいている。この等温式は特に化学吸着、すなわち、通常の化学結合と同じ程度の結合によって吸着分子が表面にむすびつけられているような吸着に適用できる。これはまた化学反応速度を促進させる吸着方式であり、化学吸着層は触媒反応における中間化合物としての役割を果たすのである。
つづく